【脂質=悪ではない!】体に必要な脂の話、ちゃんと知ってますか?

身体に良い脂質の選び方

「脂肪は体に悪い」と思っていませんか?実はそれ、半分正解で半分まちがいなんです。

脂質(脂肪)は、私たちの体にとって欠かせない栄養素。ただし、「何を・どれだけ・どう摂るか」がとても大切なんです!

今回はそんな“脂質”の正体と、体にやさしい摂り方をご紹介します。

🟠 脂質には、こんなに大切な役割が!

脂っこいものは避けたいけど、「脂質ゼロ」も実はNG。
脂質には、次のような4つの重要な働きがあります。

① エネルギー源になる

炭水化物と同じように、脂質も体を動かすためのエネルギー源になります。
1gで約9kcalと、かなり高エネルギー。
長時間動いたときや、空腹時にも頼りになる栄養です。

② 細胞をつくる材料になる

私たちの体は細胞でできています。
その細胞の膜(まく)は、脂質からできているんです。
つまり、脂質は体の「土台づくり」にも欠かせません。

③ ビタミンの吸収を助ける

脂溶性ビタミン(A・D・E・K)は脂質がないと吸収されにくい性質があります。
肌・目・骨の健康を守るためにも、脂質のサポートが必要なんです。

④ 内臓を守るクッションになる

脂肪は、内臓のまわりでクッションのような役割をしています。
外からの衝撃から守ったり、体温を一定に保ったりと、意外と頼もしい存在なんですよ。


🟢 「いい脂」ってどんな脂? 〜必須脂肪酸について〜

脂質の中には、体内で作れないけど絶対に必要なものがあります。
それが「必須脂肪酸」と呼ばれる脂です。

● オメガ3脂肪酸(炎症を抑える&脳を守る)

さば、いわし、さんまなどの青魚や、アマニ油・えごま油に多く含まれます。脳や血管の健康を守ってくれる、今注目の脂です!

● オメガ6脂肪酸(細胞を作る&修復する)

ごま油、大豆油、サラダ油、ナッツ類などに含まれます。これも大切な脂ですが、現代人は摂りすぎ気味。オメガ3とのバランスが大事です!

💡 オメガ6が多く、オメガ3が少ないと…?
炎症が起きやすくなったり、生活習慣病のリスクが上がるとも言われています。「魚を意識して食べる」「アマニ油をドレッシングに使う」など、簡単な工夫で整えていきましょう!


🔴 「できれば控えたい脂」もあります

脂質の中には、体に負担をかけるものもあります。

すべてが悪いわけではありませんが、摂りすぎには要注意!

● トランス脂肪酸(加工品に多く含まれる)

マーガリン、ショートニング、スナック菓子、ファストフードなどに含まれます。
たくさん摂ると、心臓病や動脈硬化のリスクが高まると言われています。

● 飽和脂肪酸(乳製品や脂身に多い)

バター、ラード、チーズ、霜降り肉などに含まれます。
血中の悪玉コレステロールを増やすことがあるので、摂りすぎないようにしましょう。


🌿 脂質は「減らす」より「選ぶ」がポイント!

ダイエット中だからといって、脂質をゼロにするのは逆効果。
むしろ体に必要な脂をしっかり選んで摂ることが大切です。

✅ 良質な油(オリーブオイル・アマニ油・魚の脂)を選ぶ
✅ 加工品や揚げ物は控えめに
✅ 食事だけでなく「調理法」も見直す(炒める→蒸すなど)


🍀 最後に

脂質は敵ではありません。私たちの体にとって大切なパートナーです。

「脂質=太る」と決めつけず、必要な脂を、必要なだけ、バランスよく。食べ方ひとつで、体も肌も元気になりますよ😊

💬「最近疲れやすい」「体が重い」「肌の調子がいまいち」そんな方は、食事の中にヒントがあるかもしれません。

下北沢さんぽ整体院では、施術だけでなく栄養や生活習慣のアドバイスも行っています。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください!