腸脛靭帯炎の症状
腸脛靭帯炎の症状の多くは、膝の外側に痛みを感じます。腸脛靭帯炎はランナー膝とも呼ばれています。ランナーの方によく起きる症状からこの名が付いています。初期の段階ではランニング後に痛みが発生しますが、休むと消失します。しかし、ランニングを続けていると次第に疼痛(痛み)は増強して、簡単に消失しなくなってきます。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)は、重症度によって痛みの程度が異なります。
軽症:運動を行ったあとに痛む
中等症:運動中や運動後に痛む
重症:常に痛みを感じ、運動に支障が生じる
さらに症状がひどくなると日常生活にも支障をきたすようになり、立ちしゃがみや階段昇降時、歩行時にも痛みを感じるようになります。また膝だけでなく、太ももや股関節にも痛みがあらわれることがあるので注意して下さい。

腸脛靭帯炎の原因
腸脛靭帯炎(ランナー膝)はランニングによる膝関節周辺のスポーツ障害の総称で、さまざまな病態がありまた別名ランナーズニーとも呼ばれています。腸脛靭帯炎(ランナー膝)は簡単に言うと、腸脛靱帯が膝部外側で摩擦し、痛みが発生するものです。つまり腸脛靭帯が固くなって沢山こすれてしまって痛みがでてしまうものですね。
腸脛靱帯炎(ランナー膝)はその名の通り、ランニングによる膝障害の代表です。膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が大腿骨外顆〈がいか〉と接触(こすれる)して炎症(滑膜炎)を起こし、疼痛(痛み)が発生します。特にマラソンなどの長距離ランナーに好発します(他にもバスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエ等)。
主な原因はオーバーユース(使い過ぎ)です。過剰なランニング時間と距離、柔軟性不足(ウォームアップ不足)、休養不足、疲労、硬い路面や下り坂、硬いシューズ、下肢アライメント(内反膝)など、さまざまな要素も腸脛靭帯炎を引き起こしてしまう原因となってしまいます。
一般的な車道は、雨水の水はけを良くするため、中央線をてっぺんに道路の端の排水溝めがけて傾斜がついています。いつも同じ方向に走っていると排水溝側の足に体重がかかることになり、これもまた腸脛靭帯炎を起こす原因になります。

腸脛靭帯炎の施術方法
骨格矯正の施術の方では、O脚や足首が内に入っているのがあると腸脛靭帯炎を起こしやすくなってしまうので、足部の調整をし、本来の足の形に整えていきます。また、腸脛靭帯が固い方は、骨盤と太ももの骨(大腿骨)も本来の位置とはズレた位置にあるので、股関節の矯正も行っていきます。
筋膜矯正では、骨盤に引っ付いているお尻の筋肉の中殿筋の緊張をとります。ここが固いと骨盤は横振れをし、その結果太ももの骨の外側にストレスをかけ、腸脛靭帯とぶつかってしまい炎症を起こしやすくなります。他にも膝より下にある前脛骨筋や後脛骨筋などの筋肉が緊張状態になると足首は内側に倒れる状態となり、この状態も腸脛靭帯炎(ランナー膝)を起こしやすくなります。アフターケアとして、内くるぶしから指3本上の脛(スネ)のキワをしっかり押さえて足首を上下すると、後脛骨筋をリリースすることが出来ます。
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