腰痛の症状

腰痛は肩こりと合わせて日本人のほとんどの方が経験していることだと思います。国民病の一つといっても過言ではありません。
腰痛とは、疾患（病気）の名前ではなく腰部を主とした痛みや不快感の症状の総称です。腰痛の症状は、「腰の重さや痛み」「腰から足にかけて痺れる」「起床時や疲れたときに腰が痛む」「腰を動かしたときの動作痛」「足に力が入らない」などがあります。人によって症状は様々です。

腰痛の原因

現在、肩こりとセットで腰痛で悩んでいる方は非常に多いと思います。一部では国民病ともうたわれております。日本人の傾向として、筋肉や骨格の量、生活習慣がどうしても上半身が少し前のめりで頭が前に出ているという民族特性があるのも関係しています。腰痛は普段の生活の中で起こることが多く、一度なると治りにくく、逆に悪くなるケースが多いようです。これは体を覆っている筋膜や骨が負担のかかるような付き方で固まっているせいでもあります。悪化させないためにも、日常生活でのケアを早めに行なうことで正しい骨の位置や筋膜の適切な長さをだすことが重要です。但し、我慢ができないほど強い痛みがあったりなど違和感があった場合は、セルフケアではなくすぐ病院で診てもらうことをおすすめします。

腰痛とはいっても、原因によって治療法や予防法は違います。それは、腰痛には異なる原因があるからなのです。腰痛の原因は、姿勢不良、神経の圧迫、筋肉への負荷、血行不良、などで、これらの分類を正しく見極め、正しいケアさえ受ければ、腰痛は驚くほど簡単に良くなっていきます☆

下の図は、姿勢によって腰にかかる負担を実験した結果です。（ナッケムソンの実験）普通に立っている状態より、背中が丸まってる状態の方が腰にかかる負担は、1.5倍もあがります。立ち方、座り方などとても腰にとっては重要なことがわかります。

腰痛の施術方法

①検査、問診により、どれくらいの体のゆがみがあり、どこに問題があるのかをさぐります。

②骨格矯正で、上半身の傾き、左右バランス、姿勢を調整していきます。腰への負担は、釣り竿の持つところのようなものです。魚がかかって竿がしなれば持ってる柄の部分に負担がかかるように、姿勢が悪く背中が丸まっていたり、猫背姿勢だと腰の骨・筋肉には非常に大きな負担がかかります。腰痛は腰がその負担に耐え切れなくなった状態です。なので、その負担をなくす為にきれいな姿勢に整え、腰に負担がかかりにくい状態に仕上げていきます。腰への負担を減らすことにより、痛み、違和感の軽減につながります。

③日常生活が原因で腰痛になっている方が大多数なので、日常生活での注意すぺきことをチェックし、なおしてもらいます。痛みが軽減、または出なくなってきたら、運動（ストレッチ）を指導します。痛みの出ない、出ずらい体を目指して自己ケアはとっても大事なことになってきます。段階を追おってできるだけ、その人に合った方法でケアを行います。